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必見コラム「企業が生きる知恵」


  商業施設

投稿日 2015/03/13

フィリピン発SCコンセプトは洗練されている

~コンセプトで売上げはアップできる!!

フィリピンは、国内人口は1 億人に迫り、
その結果中間所得層も増え国内の小売市場は拡大しています。

低廉で豊富な若年労働力を背景に同地にアウトソースされた産業の発展も期待され、今後日本の小売企業がどのような形で進出するか?は、日本企業の成長戦略によるのですが、
(日本企業は良品計画がFC、ユニクロが合弁で出店)
実はSCの多様性から見るとフィリピンは日本のSC以上に売れる仕組みを作り上げているのです。

フィリピンのSCは華人財閥が深く関わり、資本力(だけではないが)を以って下記3つのコンセプトで展開することで
売上げをアップさせています。

1・テーマ型
最大級のショッピングセンター「モール・オブ・アジア」
フィリピン最大のスーパーマーケットチェーンのシューマートが展開するSC

食品を含む、多業態の店舗がテーマごとに出店

2・価格訴求型
*「マーケット マーケット」
2004年オープンのフィリピン庶民の通う市場(マーケット)を点在させたファーマーズマーケット。

会員制卸やその系列のデパート及びアウトレットで
目的来店をアピール

3・複合型
アヤラセンター以下3つで構成
*「ランドマーク・スーパーマーケット」
高級スーパー、鮮度と中食を強化

*グリーンベルト
5つの建物からなる高級SC。
食、ファッション、雑貨、エンターテーメン、セレクトでテナントを分類。

*グロリエッタ
ワンストップで全てが揃うマカティーにあるショッピングモール。
4棟に分かれ、日常の高級ブランドからカジュアルな商品、日常品までを揃えている。

上記3つのSC分類を売上げを伸ばす仕組みから
みると次のようになります。

1・テーマ型は<楽しくなる商品分類で客単価を伸ばす>

2・価格訴求型は<得したくなる商品構成で客単価を伸ばす>

3・複合型は<こんな生活がしたくなる商品セレクトでワンストップショッピングを完成させ客単価を伸ばす>

SCコンセプトが洗練されれば
つまり、
売上げがアップできる仕組みをも構築できるのです。








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