「米国優秀企業のビジネスモデル」を分析し、「あなたの企業進化」を実現します。

なぜ、アメリカの優良企業は世界でダントツなのか?H&Hコンサルティングは、米国企業の”利益を生み出す仕組み”を解き明かす専門家として、あなたの企業を成功へと導きます。

必見コラム「企業が生きる知恵」


  マーケティング

投稿日 2013/05/15

ラスベガスを見ればこれから”売れる”が見えてくる?!

~これからは、”スマートさ”がキーワード

最近ラスベガスを訪れる20代からなるリッチな若者層のカジノ離れは顕著です。

なぜなら、この層は、射幸心(まぐれ)よりも、
意味ある時間(まぐれでないもの)の消費に価値を見出しているからです。

米国のカジノを日本のパチンコ業界が対象とする年代と照らし合わせてみると
米国同様日本のパチンコ市場も
主な客層の40代から50代以外の
30代以下の層はパチンコをやらなくなる(興味を示せなくなる)ことが
明らかになっています。

“パチンコを楽しむ”ことが
時間を楽しむ30代以下の層の好むスタイルではなくなり、
パチンコの人気がなくなってきているのですが、
これは30代以下の層が、
お金に対する強い欲求(ハングリーな欲求)を抱かなくなり、
その層が望む“楽しさ”を構成する要素が変化したからです。

消費者は、楽しい時間にお金を使います(価値を感じる)。
が、30代以下の層には、
当たるかどうか分からないパチンコ台にひたすら座る時間は、
“楽しい時間”ではなく、不確かな(楽しくなるかどうか分からない)時間となってきたのかも知れません。

日本のパチンコ業界にも起こった
消費者のこのような世代によるお金に対する強い欲求を抱かないという変化に、ラスベガスのホテルは、これまでのビジネスモデルに見切りをつけ、市場の変化に対応すべく次のように動いています。

ラスベガスのホテルが儲かる仕組み(ビジネスモデル)とは、
・ ホテルで提供するお得なレストラン(食事内容 例:バイキング1000円など)で人を呼び、
・ ホテル内レストランに行くまでのルートを曲がりくねった導線にし、
・ その間、賑わいのあるカジノの雰囲気を体感してもらい、
・ 高い確立(ホテルを訪れた80%以上の人々が)でカジノにお金を落としてもらうこと でした。

しかし今流行っているコズモポリタンホテルを筆頭とする変化に対応したラスベガスのホテルは、
・ ホテル内のスタイルを提案する吟味した食のテナントで人を呼び、
・ ホテル内にあるクラブ(飲んで踊り時間を楽しむ)の存在を知ってもらい、
・ ホテルの雰囲気(クラブで楽しんでもらうことで)に共感してもらい、
・ お客様のリピートを衣食住のテナントで喚起し、
その結果、このホテルのカジノで楽しむことに“かっこよさ”を感じてもらう のです。







関連URL
■ マグマグ 顧客を喜ばせる世界の成功企業最新戦略紹介  http://www.mag2.com/m/0000135632.html



▲PageTop