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必見コラム「企業が生きる知恵」


  モチベーション

投稿日 2009/01/13

楽しさが自主性を生み出す法則

~ピラミッド組織は日本ではうまくいかない?

高収益企業視察セミナーでサウスウエスト航空を訪れました。
この航空会社は、本でも書かれているように働く人々がみんなとても楽しそうなのです。
理由は何か?この部分を探るため、実際に従業員たちにインタビューをしてみました。

「なぜサウスウェストで働いているの?」
「理由はお金それとも、何か他にありますか??」などと結構
直接的な質問を投げかけてみたのです。

すると必ず返って来る言葉は「誰も働いている私たちのことを見張っていない、自由さがあるから」なのでした。

ではボス(上司)は何をしているのか?と聞くと
「私たちの仕事がスムーズに行くようにサポートしてくれることかな。」
と答えてくれたのです。

つまりこれらのインタビュー、まとめてみると次のようになります。
1・モチベーションは無理やり起こすものではない
2・上司と部下の関係でコミュニケーションしてはいけない
3・他人に任せることができれば自主性が起こる

私はこれまで10数年間、モチベーションについてアメリカと日本を比較してきました。
そして確信を得たことは、"自主性=モチベーション"であるということです。
米国と日本でこの点を比較して見ると、米国が自主性をつくりあげることに成功しています。

ではなぜ米国人、大きく言うと欧米人ができて日本人が自主性を作り上げることができないのか?
答えは3つあります。

1つはコミュニケーション能力の違いです。
日本語と比べると欧米の言葉は、非常に論理的で明解です。
(これが行き過ぎで時にはギズギズするのですが・・・)

欧米のボスは解るまで執拗に部下とコミュニケーションを行います。
なぜならボスの仕事は部下とのコミュニケーションだからです。
ここに関して言えば、日本で言う阿吽の呼吸は存在しません。
そうすると納得した従業員は、必ずアカウンタビリティー(責任)
を取るようになります。

では日本でもこのようにコミュニケーションをとればできるのか?
というとそうではないのです。

まず上司がコミュニケーション能力を培っていない場合が多いのです。
これは日本の上司の方が劣っていると言うわけではありません。
ただ上司になる段階でコミュニケーションのスキルを磨いていないだけなのです。

このようにモチベーションにはコミュニケーション能力が非常に重要なのです。






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